はじめに
「Mirrativ」という配信サービスに関する話です。 サービスの特徴について、まずは綴っていきたいと思います。
サービスの特徴(良い点)
◇「エモモ」と呼ばれるアバター機能が全ユーザーに提供されている
◇配信開始時に細かい設定が不要なので、他の配信アプリと比べても手軽に配信ができる
まあ、こんな感じですかね。 ですけど、配信者に元々優しくないのもありますが、機能面で改悪ばかりしてるせいでどんどん成年のアクティブユーザー数が減少してるんですよね。 では次に、改悪された点を挙げます。
改悪された点
1,収益化の際の条件が厳しい(数年前はもう少し簡単でしたがそれでも厳しく、私は一回しか収益化には繋げられませんでした。)
2,「ライブゲーム」と呼ばれるアプリ内ゲームを複数実装→これによりアプリそのものが正しく動作しなくなるなどの不具合が生じる端末が爆増
3,サーバーを安物に買い替える(ユーザーが増えたにも関わらずこの変更を行ったため、プラットフォームにラグが生じることが多くなる)
4,高額課金のみに多数のメリットをつける
このぐらいですかね… 次に元々ある問題点を挙げます。
5,配信を見つけるための画面に、「少人数」などのタブが存在せず、殆どが大手との友好関係を課金や時間を使う等で深めたりで集める必要がある。(始めたての配信者のみがオススメになりやすくなる「期待のルーキー」システムもあるが、過去には存在しなかった為昔から続けている人や不定期で配信するタイプの人は伸びづらい)
とりあえずここまで。
次のツイートから、この問題一つ一つに対しての詳細と意見を綴っていきます。
1つ目
まず私が始めた四年前からの変更について軽く説明します。
現在は「コイン」のみになっておりますが、私が始めた四年前当時は「オーブ」「コイン」と分かれており、エモモアイテムは一覧から、コインで買えました。
コインの入手方法は当時課金とオーブからの変換のみになっており、私は少ないコインで十分なエモモが作れていたのでそこまで困ってはいませんでした。
ちなみにその当時の「オーブ」のコインへの変換率はたしか、1.5倍位でしたかね?
有償コインと無償コインの違いはなく、全コインオーブへの還元率は30%で固定だったと思います。
ちなみにそもそも「デイリー」「ウィークリー」機能やコイン関係での現在主流とも言える機能はなかったので、毎日配信日数等の差による獲得量の差は、コインを投げられる以外では起きませんでした。
まあそんな話はさておき、本題の収益化についての話です。
まず、配信すると当時はコインや配信ボーナス、配信者経験値の代わりに先ほど話した「オーブ」が貰えました。
そして、「オーブ」を貯めることにより収益化へと繋げられたわけなんですが…当時も条件はありましたけどね。
その条件というのが、特定のオーブ数以上でギフトコードや現金へ交換できるというもので、5000オーブ〜 ギフトコード 10000オーブ〜 現金 だったと思います。
さてここで、現在の収益化手順と見比べて見ましょう。
・過去一週間以内に10000コイン以上の有償コインを送られていること。
・過去一週間以内にチアルーキー以上のリスナーが7人以上いる必要があります。
・直近四週間のランキング成績TOP10以内
・一週間の合計配信時間が12時間以上。
以上が収益化の基準となる条件です。
さらに、上記の条件をクリアした後も、継続するために条件があります。
そちらについては、上記の収益化突破条件のようなチアルーキー人数、有償、配信時間などの制限はありませんが、ランキング条件があります。
四年前の条件と比べてみると、私はどうしても厳しく感じてしまいます。
というか、他プラットフォームと比べたとしても、とてもかけ離れた難易度になっている気がしています。
まずそれが1つ目の改悪です。
普通に前の条件のままで良かったし、なんならYouTubeのようにスキップ可能な広告を取り入れたりは出来なかったものか。
いくらなんでも横暴過ぎる。
2つ目
ライブゲーム等アプリ内ゲームに関して。
まず、そもそもミラティブは「アバターありの配信アプリ」であって、「ゲームアプリ」ではないんです。
ただでさえアバターアイテムなどのテクスチャや、配信用のサーバーそのもので大規模なリソースを欠くのにも関わらず、ライブゲームなどというものを一部利用者の声もあまり聞き入れないままゴリ押しで実装。
そのせいで容量が増えてラグやバグ等が生じているのはまず1つ目の問題です。
というわけでそれではここからはライブゲームなどの追加時期を綴っていきます。
エモモラン
追加時期:2020年夏頃
はじめに追加されたゲームは、現在のミラティブ民の方々もご存知、エモモランでした。
当時は任天堂によるスーパーマリオシリーズのゲームである「スーパーマリオラン」がリリースされた直後だったため、よく「マリオランのパクリだ」という批判が散見されていましたが……
エモモフラッグ
追加時期:
次に追加されたゲームは右、左、右、右、左などといったランダムに指示されたボタンを押すとエモモが手に持った旗を上げる、「旗揚げ」といったシンプルなものでした。 10スコア以上に到達したら5コインがもらえる仕様で、15分間隔で一回プレイでき、一日に各ユーザーは最大30コインがもらえました。 私はまぁあまり意欲がなかったのでやってませんでしたがねw その後も「けずってゼリー」「ドリルクマ」「怪盗パレット」「みんなでミラティブ大富豪」「ワードコロシアム」「ユメゴッコ」等々…覚えてないものもありますが沢山のゲームが追加されては消え、ユーザーが課金したものも、アイテムも無に還る、というのが続き今に至ります。 はい、まず全部パクリか独自のク◯ゲーである上、対して鯖代とかも関係なさそうなゲームなのに二年もサービスを続けられてません。 しかも出しまくってるので容量の問題もあるし、それだけ課金されたゲームの課金の無駄でもあるし、何より、開発に使う金が無駄。 ユーザーの気持ちもそうだし、せっかくのサービスを無駄にしてるだけにしか思えない。 まぁ今のミラティブ、全体的にそうだけどね。
3つ目
資金が足りなかったのか、ミラティブくんは数年前にサーバーを安いものに変えました。 まぁ当たり前だけど、そのせいで一部端末がバグに見舞われその端末媒体そのもののユーザー数が減少しました。
4つ目
高額課金のみに多数のメリットを与えるという点において。 昨今のミラティブの課金システムには、VIPシステムというものが存在しておりまして… VIPになるには、いずれも20000円以上の課金が必要です。 これどう考えても、ここに経験値機能を追加するべきではと思うんですよね。 まず低額課金者との差がすごい。 策としてはその差を埋めるのに、VIP経験値・ランクを導入してから課金額に応じた経験値の付与、できるだけ少額でも最初はレベルが上げやすいようにした上で、ある程度シーズン設定をして、最終VIPランクに応じてランクを下げるべきだとは思うんですがね。
5つ目
これは配信者を主なコンテンツとするアプリとしては致命的。 少人数体制の枠が好きな視聴者もいるわけだし、そういう人たちのニーズに応えられないことにもなるし、何より配信を伸ばしたいと昔から頑張っている人の努力が無駄になってしまう。 故に、本当に少人数枠というカテゴリを追加するべきだと私は思う。
まとめ
以上の運営体制とその悪化から、成年の課金ユーザー層がどんどんと減ってきているのは事実。 配信者のユーザー層も低年齢層化が刻々と進み、今いる大多数が小中高とあまりアプリ内課金をするにしては有利ではない年齢層も多い。 果たしてミラティブは、この状況を打開できるのだろうか…?